メーカーで8年働いて思うこと

Kawazunです。

 

2回目の投稿になりますが、今日は仕事に関することを書きたいと思います。日本の産業といえばものづくり/メーカーだと思います。理系学生の中には”ものづくり”をやりたい!という強い希望を持って入社してくる人も多いです。僕もその一人でした。(です)。

 

日本の時価総額ランキングでも1位トヨタ自動車、3位キーエンス、4位ソニーなど上位にものづくりメーカーが軒を連ねています。日本はまさにものづくりの国であると言ってもいいと思います。しかし、最近そのものづくり大国に暗雲が立ちこめているのではないかと感じます。

 

第一は中国系企業の台頭です。

メーカーに勤めていると感じるのですが、最近の中国系メーカーの勢いはすごいです。ホント凄いです。世界の時価総額上位に食い込んでいるテンセント、アリババなどのソフト系企業は勿論ですが、車載電池首位のCATL,家電のハイアールや最近だと自動車系も凄いですよね。特にハード系のメーカーは規模の大きさが物を言うところも大きいので中国13億の内需を背景に世界に打って出てくる中国系は”どのような分野メーカーに対しても脅威になる”と思います。

 

第二は日系のメーカーの生産性の低さです。

これは色々な場所で言われていることですが、生産性が低いところです。OECD加盟国中では21位だそうです。。。。これは働いている中でも思うことが多いです。日本人は"帰納的(経験的)+属人的”な仕事の仕方が得意なんだと思います(私感)。これは決して悪い言葉ばかりではなく、終身雇用+メーカーの連続的改善が求められる環境下では強みとして働いていたんだと思うんです。しかし、グローバル化が進んで世界中で仕事をしなければならない(言語化+ドキュメント化して仕事のやり方を展開しなければならない)。ということになると弱みになりうる。また最近のように転職が当たり前になると属人的で回っていた仕事がキーマンの退職に伴って何も残らない。。。今までのやり方が通じなくなっていると感じることが多いです。

 

他にも色々感じるところがあるのですが、今後ますます大変になってくると思います。メーカーの一員として少しでも貢献したいと感じる今日この頃でした。